2020.08.29
住まい

後悔しない家づくり 第2回(坪単価・間崩れ編)

佐々木

こんにちは。佐々木でございます。

前回の続きのお話をさせて頂きます。

その①「お値段だけで、家を選んではいけない」ということです。

具体例を挙げていきます。

「坪単価で高い安いの比較はできない」

「地震への責任意識は、会社によって全然違う」

これらを具体的に説明していくとこうなります。

まず、「坪単価で安い高いの比較はできない」ということ。同じ会社で同じ部材を使っても、

実は形の違いで坪単価は驚くほど変わってきます。

上から見たときに真四角正方形の家、そして間口が狭くて奥行きが長い長方形の家、

そして凸型の家。それぞれ実は大きさは同じなんですが、値段は驚くほど違ってきます。なぜか?

まず、この正方形のお家を基準にして考えると、お家の壁の長さは10m、10m、10m、10

内壁も外壁も40mなんですね。これに対して長方形、間口が5m、奥行きが20m。

壁の長さ全て足し算すると、なんと50m。内壁も外壁も正方形のものと比べて1.25倍の材料費がかさむ。

材料費がかさめば当然、施工費用もかさんでくるっていうことなんです。

凸型のもの、全ての壁の長さは、実は長方形のものと変わりません。

ですが、明らかに変わるのはコーナーの数なんですね。コーナーの数を全て足すと、

長方形は4つ、それに対して凸型は8つということになります。

コーナー部分が多ければ多いほど、いわゆる役物といわれる特別な部材を必要とする。

さらに施工も手間がかかる、ということで長方形のものと比べて凸型のものは値段がさらに上がる。

ということは正方形のものと比べれば凸型の建物は極端に値段が上がる、という風に

お考え頂ければ良いと思います。

ですから割り算した坪単価は、同じ会社の同じ面積ものであっても驚くほど違う、

これが答えになります。

ですから性能も違えば、それこそ使っているものも違うとなればさらに違うことは当たり前になってくる。

ですから「坪単価で安い高いの比較はできない」ということが、ここから言えるわけです。

できるだけ広いLDKが欲しいわ。こんなご要望は良く聞きます。

是非とも仕事が欲しい、なんとか自分の成績を上げたいという営業マンの方は、

「お任せください、できるだけ広くしましょう!」

お客様のご要望に寄り添ったお返事をして、会社もその方針といいますか、

お客様の考えをそのまま反映させることが受注に繋がるっていうことで、

LDKをこんな風に広くした家をつくりたがります。 

一方、設計のことに詳しくそれこそ弱いものはつくりたくない、

そういう会社の場合、営業マンの姿勢は変わってきます。

「ちょっと待ってください。少なくとも間崩れだけは避けときましょうね!」

こういうお話をします。 

「間崩れ」ってなにか?建物自体は総二階と呼ばれる下と上とが同じ広さ、

同じ壁で上がっていく建物なんですが、

あいだの間仕切り壁自体もそれこそ上から下まで通っています。

これは上の重さ自体が直接下の壁に反映されてとても強い

かたちで上の重さを受けられるということになります。

ですから間崩れと呼ばれる下の壁がない状況のことを言います。

この間崩れのない家、上の壁と下の壁が通っている家自体はとても強いという結論に達します。

とはいえ、色々な家の形があります。総2階の家でなくても地震に強い家は建てられます。

間取りのご相談や資金のご相談などありましたら、お気軽にご相談下さい(^O^)/

次回は土地について投稿させて頂きます。それではまた。

プロメイクホーム 佐々木のみっちゃんでしたぁ~(^.^)/~~~