住宅の断熱性能と気密性能の優劣は、快適さ、省エネ性能、そして暮らす方の健康など多岐に関わってきます。プロメイクホームでは、高気密高断熱仕様を家づくりの基本中の基本としています。
実際に、断熱性能はプランにもよりますが、0.23〜0.34W/m²Kと、高断熱住宅の基準であるHEAT20のG3またはG2グレードに相当する性能を発揮します(住宅性能表示では、省エネ地域区分4地域の断熱性能等級7または6)。
また、気密性能は0.3cm2/m2以下を目標にしていますが、実測では0.2cm²/m²以下と、目標を上回る測定値を達成しています。
断熱性能は、使用する断熱材とその厚さによって決まります。そのため、快適な暮らし心地をお約束するためにプロメイクホームでは以下のような断熱仕様を基本としています(プレミアム仕様の場合)。
屋根:ウレタンフォーム:総厚300㎜
壁:[ダブル断熱]外張り付加断熱フェノールフォーム1種2号100㎜+ウレタンフォーム:総厚85㎜
床:基礎断熱 立上り部:外側フェノールフォーム1種2号50mm+内側フェノールフォーム1種2号50mm+基礎内部土間上フェノールフォーム1種2号50mm敷き込み
住宅の気密性能は、手作業で隙間を埋める職人の作業の丁寧さによって変わってきます。そのため、気密性能は建築段階で「気密検査」という実測により確かめます。
高気密住宅とは隙間の割合を示すC値=1以下の住宅を指しますが、プロメイクホームの住宅はC値=0.3を基本(数値が小さいほど隙間が少ない)とし、さらに、実測においてはほぼ全ての住宅がC値=0.2以下を計測しています。
高断熱住宅づくりに高性能サッシは必須です。なぜなら、窓などの開口部が最も熱の出入りが激しいためです。プロメイクホームでは、アルゴンガスが封入された真空トリプルガラスのサッシを標準としています。また、ガラスは特殊な金属膜をコーディングしたLow-Eガラスをの日射取得型と日射遮蔽型を方角によって使い分けています。
(パッシブデザインの考えから、南面の日射取得窓はペアガラスのサッシを採用)
さらに、サッシの枠はアルミを使わない樹脂サッシ。これにより、熱の出入りを抑止するとともに、結露の発生をなくします。
省エネルギーな暮らしを考えるとき、自然エネルギーを温熱環境づくりに活用することが考えられます。太陽の明るさや熱、そして周囲を吹く風を利用することです。そのためには、冬は効率的に太陽の光を取り込み、逆に夏は遮る設計、あるいは風を室内に行き渡らせる設計が必要です。この設計手法は「パッシブデザイン」と呼ばれ、省エネと快適さを両立できる設計として今注目されています。
パッシブデザインの草分け:松尾和也先生
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理屈では簡単そうに思えるパッシブデザインですが、実際に取り組むとなると手間のかかるものです。家を建てる敷地は周辺の建物環境などが全て異なります。敷地ごとに日射を得られる方向や時間が変わってくるのです。そのため、最良のパッシブデザインの効果を得るためには、敷地ごとにシミュレーションを行い、窓の設置方向や大きさを検討していきます。規格化されたハウスメーカーの住宅では難しい設計プロセスであるといえます。
住宅の燃費もシミュレーションします。断熱性能と日射による室温への影響から、一年を通して必要となる冷暖房エネルギーと光熱費を算出します。
光熱費は、建物の建築費用と比較すると小さな額かもしれませんが、これが20年、30年のスパンで考えると馬鹿になりません。今後のエネルギー事情が不透明な現在、長期のスパンで光熱費を予測しておくことは重要です。
断熱性能を高め、建物の間取りを工夫すれば、エアコン1台だけで全館を快適な室温にすることも可能です。これが「床下エアコン:全館暖房」と「小屋裏エアコン」。冬は暖かい空気が上昇する性質を利用して、床下に設置したエアコンを、また、夏は冷気が下降する性質を利用して小屋裏のエアコンを、稼働させるようにします。
※小屋裏エアコン付きの「全館冷暖房」は、プレミアム仕様です。
家づくりで意外と軽視されがちなのが「換気システム」。しかし、換気が十分でないと、シックハウス症候群などの深刻な健康被害を引き起こしたり、住宅の老朽化につながります。住宅の換気は想像以上に大切なのです。そのためプロメイクホームでは、最も理想的な換気システムと言われるダクト式の第一種換気を標準仕様にすることで、全館を快適な環境にします。
※ダクト式の第一種換気システムについては、お施主様自体のメンテナンスの都合がありますので、お施主様とご協議の上とさせていただきます。
経済産業省では、「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」を目標とし、普及に向けた取り組みを行っています。
この呼びかけに応え、プロメイクホームも、2020年から自社が受注する住宅は、全て(100%)ZEH(Neary ZEHを含む)で施工しております。
昨今の電気料金高騰に伴い、プロメイクホームでは、オプションになりますが、太陽光発電と蓄電池の設置をお勧めしています。設置金額は、太陽光7KW+蓄電池11.5KWで、240万円程とお値打ちに提供させていただいております。
例:太陽光7KW+蓄電池11.5KWで宮古市・山田町地区であれば、月平均約2万円程の電気料金の節約になります。
プロメイクホームでは、SDGsの達成に向けた取り組み、地球と社会への貢献を重要な使命と考えています。お客様とのご協力を大切にしながら、より良い社会の実現に向けて責任を持って進めてまいります。